その前に京成線で東へ進み、勝田台駅にてパパさんと鋼野さんと合流。
お目当ては、ほぼ1ヶ月前にフラれたこの店。

2005年のTRY本(当時はまだTOKYO1週間誌面)で知って以来、積年の宿題店だった勝田台丸長。

営業決定日は店頭に整理番号を書いた札が置かれ、パパさんのご好意で1番ゲット。

もちろん我々3人とも、ココの代名詞を注文。
こいくちつけそば…700円

恋焦がれた一杯と、遂に対峙。

目白や新井薬師前と同様、荻窪をルーツに持つ店として知られる勝田台。
その中でも表面に浮かぶ黒胡椒の粒が最も多いのは一目瞭然、加えて表層より下にもたっぷりの黒胡椒が。
が、動物系と醤油ダレが共闘戦線を張ってキチンと厚みを作り、黒胡椒一色にならない絶妙なバランスを結実。

コシがあり伸びやかな平打ストレートの自家製麺は、ちょっと多めで茹で前240g~250gくらいか。
麺肌はややマットで、つけ汁の旨みをしっかりと纏い口中へ。
黒胡椒の刺激で、麺そのものの甘みが一層際立ち、箸を止めさせない求心力を発揮。
んで、普通に食べてる最中に、先述の同系譜以外の何かにも似てるよな、という思いが頭の中を去来。
その何かが、スープ割をしたつけ汁をひと口飲んだ際にようやく判明。
圧倒的な量の黒胡椒が生み出す刺激と、僅かな酸味のバランスが、ラッサムに似てるのだ。
そっくりだと言うと流石に語弊があるが、喉元を通った後の強烈な爽快感はほぼラッサムのそれ。
異なる点と言えば、こちらは節系の旨みや香りを伴っている事だろうか。
関東クラシックの味わいが、こんなところで南インドとシンクロするとは驚き。
ただのクラシックに有らず、しかしモダンとも一線を画す、唯一無二の味わい。
相変わらず臨休が多いようでハードルが低くなりそうもないが、再訪必至。
つけめん丸長(勝田台丸長)
千葉県八千代市勝田台1-14-34
営業時間/11:30~15:00(売り切れ仕舞いあり)
定休日/月曜、火曜(以外にも臨休多数)
TEL/047-484-0183
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