2016年GWの9泊10日北関東・東北1日1県一人旅。
3日目の5/1の福島県、
3軒目・牛乳屋食堂に続いて4軒目・
活力再生麺屋 あじ庵食堂。

喜多方ラーメン以外にも創作的なメニューが犇く気鋭店。
実は2015年6月の福島遠征時、
坂内食堂に行く前に旧店舗でフラれており、悲願の初訪www

その新店舗は、その名を馳せた
さゆり食堂の跡地。
店舗裏にはまだ当時の面影が残りまくり(笑)。

閉店直前だった故、広々とした店内は我々2人の貸切状態。
尚、ここで帰省中だった
カゲッチと合流。

まずはお通しで浅漬けが供される。
中華三十番@宇都宮でも感じたけど、こういうサービスって嬉しいわぁ。
山葵塩そば…750円
透明度の高いスープは豚鶏清湯ベースにしじみの旨みと香りが合わさった、何とも色気のある味わい。

中細麺がスープをしっかりと持ち上げ、一体感が非常に高い。
そこへ少しずつ山葵を溶かしていくと、全体はスッキリとした味わいになり、麺の甘みが立ってくる。
山葵を支えている白髪ネギも爽やかな香気を与えてくれ、終盤まで量的な重さを全く感じない。

乗ってるチャーシューの多さも喜多方の流儀を踏襲、とろけるような脂身が美味い。
喜多方らしさという点では異色の部類だが、純粋に高水準の塩ラーメンとして麺好き必食の一杯。

撮る
カゲッチを撮る私。
喜多方ラーメン あっさりゴールデン しょうゆ…650円

こちらはカゲッチがオーダーした一杯。
醤油も美味いね。
この日の食べ歩きはココで終了、夜はカゲッチとサシ呑み…のはずが。
活力再生麺屋 あじ庵食堂店舗情報-食べログfacebookページ
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2016年GWの9泊10日北関東・東北1日1県一人旅。
3日目の5/1の福島県、
2軒目・三角屋に続いて3軒目・
牛乳屋食堂。

海外からの観光客も少なくない、言わずと知れた会津若松の有名店。

個人的には、
龍上海@赤湯に続いて、「ラー博店しか行ったコトない」シリーズの宿題消化。

牛乳屋の名の通り、テーブル上の箸立てにはずっと昔に使われていたであろう栓抜きが。
Bセット(ラーメン+半カツ丼)…1,100円
やはり会津若松に来たからには、カツ丼も食っておかねば。
但し、ラーメンをハーフサイズにする事はアウトなので、必然的にこのセットに。


煮干が香り野菜の涼味も感じる豚鶏清湯に、喉越しが良く柔らかな中太ちぢれ麺がしっかりと合わさる、老舗らしい安定感のある味わい。
個人的な話だが、やはり東日本のクラシックな店の煮干使いは、どこの店も概ね好み。


フルーティーに香り立つソースを帯びたサックリ衣を擁するカツは、見た目より軽やかな食べ口が印象的。
加えて、キャベツの存在がその軽快さを向上させており、ラーメンのお供として実に程良い存在感。
牛乳…130円
この最後を牛乳で〆れるのは、この店ならではの楽しみ方。
瓶で飲むなんて何十年ぶりだろうか、懐かしい気分に。
牛乳屋食堂店舗情報-食べログ牛乳屋食堂ウェブサイト
2016年GWの9泊10日北関東・東北1日1県一人旅。
3日目の5/1の福島県、
1軒目・とら食堂に続いて2軒目・
三角屋。

明治45年創業。
椎名誠 著「にっぽん全国百年食堂」で読んで以来ずっと恋焦がれていた、創業100年を超える積年の大宿題店。

本来の屋号は「坂本屋」だが、三角形の土地に建っているが故の通り名で、店も自認してしまい暖簾にもそう染め抜いてある。

件の土地の三角形っぷりがよく分かるのが、店舗の東側。
店舗の北東に道路が通っているせいなのだが、何故こうなったのか、非常に興味深い。

メニュー中央に「家伝 手打」と記されているが、店主曰く2015年から麺打ち職人が腰痛で現場を離れており、現在(2016年5月の訪問時)は地元の製麺所から仕入れた麺を使用しているとの事。
店主も麺打ち職人も80歳超え、後継の登場が望まれる。

演歌歌手のポスターに、ちょっとオシャレな配色のプロレス椅子、5月なのにストーブが常設してある風景。
結局、こういうのが一番「心落ち着く」のかも知れない。
中華そば…650円
レンゲ入れの小鉢をわざわざ用意してくれる、おもてなしの心にジ~ンと来る。
丼にレンゲを突っ込むのもキライではないが、個人的に理想はこの形かな。

まずツルピカの太ちぢれ麺の口当たり・喉越しが最高。
ほわっと煮干が香る豚清湯は見た目通り濁りのない旨みで、麺を脇から支える。
「ホッと一息つける味」を究極的に突き詰めた一杯。
ただ、「麺が美味い」と店主に伝えても、熱心に手打ち麺の良さをガンガン返してくる。
未だ自家製麺への想いは断ち切れず、悔しいのだろう。

ベース作りの時に煮込んだチャーシューは、薄味が故に肉感がダイレクトに楽しめる代物。
臭みや脂っこさなどネガティブな印象は皆無、やさしい味のメンマと共に、手間の入り様が伝わる。

随分と低い位置に刷られた、屋号と電話番号。
いつか手打ち麺が復活したら、何が何でも再訪したい。
三角屋店舗情報-食べログ