2016年GWの9泊10日北関東・東北1日1県一人旅。
7日目・5/5の八戸&岩手沿岸、
3軒目・らーめんの千草に続いて4軒目・
中華そば たらふく。

昭和28年創業の老舗。
東日本大震災の際は2m以上浸水する被害に遭ったが、50日後には営業を再開、2日間無料で中華そばを提供したのだそう。
って、簡単に書いたけど、千草から80km超、一般道を延々2時間ほどの道のり。
三陸海岸沿いをひた走り、東日本大震災の爪痕の大きさをひしひしと感じた。
中華そば…550円
丼内側の模様が透けるほどクリアなスープの中で泳ぐ、たっぷりのちぢれ麺。
ご飯ものやドリンクはおろか、トッピングバリエや大盛すら削ぎ落とした、唯一の商品。

油脂はほんの僅か、極めて美麗なスープからは、煮干の鮮烈な香り。
中太の自家製平打麺との相性に過不足なし、手もみによるランダムなちぢれが生み出す口当たりが楽しい。
戦後間もなくから、こんなに洗練された淡麗煮干×ちぢれ麺の一杯を供している事自体、奇跡に等しい。

ソリッドな噛み応えのチャーシューも、肉味を生かした作りで淡麗な面持ちの維持に貢献。

感触としては茹で前で180~200gくらい麺量があったと思うが、キレと後味の良さにあっという間にKK。
震災後、ご子息が四代目として戻ってきたとの事…いつまでも続いて欲しい名店だ。
中華そば たらふく店舗情報-食べログ
2016年GWの9泊10日北関東・東北1日1県一人旅。
7日目・5/5は岩手県、
八戸での朝ラー2杯を経て、岩手県久慈市へ。
この日3軒目・
らーめんの千草。
岩手県は
2007年の1stアルバムのレコ発ツアー in 盛岡以来、約8年半ぶりの上陸。
そん時にお世話になった、BAPTIZEのRYUちゃんと待ち合わせしてのシャッター長。
牛乳屋食堂@会津若松に続いて「ラー博店しか行ったコトない」シリーズの宿題消化第2弾。
1回目のスラドミの時だから、12年越しになるのかな?

公式情報では11時オープンとなっていたが30分延びたため、昔話やら近況報告やらに花が咲く。
チャーシューめん…870円
香味野菜すら使わない純鶏スープに、チャーシューも鶏のみという構成は、飾らずとも凛とした、威風堂々の佇まい。
箸をつける前から「コレだよ、コレ」とウンウン頷いてしまうヤツ。

野暮ったくならない程々に親しみ易い味わいに、プリッとした自家製中細ちぢれ麺がよく馴染む。
啜り甲斐のある麺線の長さも好みだし、考え抜かれたスープとの相性は流石の安定感。


みっちりと繊維が詰まった感のある鶏チャに加え、数に限りアリの鶏皮、いずれも噛めば噛むほど旨みが増してヤミツキ。

RYUちゃんのおかげで、店主がご厚意で供して下さった鶏皮。
スープや麺と合わせても当然良いんだが、そのまま食べるとギュンギュン染み出す旨みがたまらない。

12年前と同じく、考える余地なくKK。
店を出る時には、店外に開店時の倍以上の行列が。
RYUちゃんが「今じゃすっかりシャッター街で…」と嘆いていたが、ここだけはピンポイントで人口密度高過ぎ。
それも当然と思わせる味と人情が詰まった、可能なら毎日でも訪れたい店だ。
らーめんの千草店舗情報-食べログ