昨年11/3の横浜編、
前エントリの自家製麺SHINに続いて3軒目は…

昼はラーメン店として営業するミュージックパブ…ではなく。

ちゃんとラーメン1本で営業している(紛らわしくてスマソ)
らぁめん夢(ムー)へ。

この黒板が奥まった場所に置いてあるもんだから、結局ミュージックパブを目印に行った方が分かりやすい。
らーめん…700円+わんたん…100円
この日の1軒目のShiNaChiKu亭でも食べたんだが、どうにもこの日はワンタンを欲して欲して。

鶏がず太くそそり立ち、脇を煮干が手堅く固める鉄壁の布陣は、実に香り高く艶やか。
コクとキレを構成する醤油ダレとのこなれ具合も白眉の出来、スープだけなら
飯田商店@湯河原より好み。
麺との相性も良いには良いが、若干不自然なゴワつきが見られたのが残念。
とら食堂謹製の皮で作るワンタンは噂に違わぬ佳品で、チュルリとした舌ざわりと滑らかな喉越しがたまらない。
デフォにプラス200円の「わんたんらーめん」だとコレが5個入るというから、ワンタン好きにはそちらを薦めたい。

豚バラと鶏ムネの2種のチャーシューは、共に食べ応えのある厚さで提供。
食べ歩き中の身としては嬉しい悲鳴だが、ビールをオーダーしなかった事を後悔するほど好みの逸品。
程好く柔らかに仕上げたメンマも好感触で、ここも総じてトッピングがハイクオリティ。
700円でここまでやるかね。

色々書いたが、実はこの一杯で一番ハマッたのは、別容器で供される煮干油。
スープへと注げばクリアにして鮮烈、超加速度を有した煮干フレーバーが舌の隅々まで一気に駆け上がる。
本体だけでも一杯の時系列の楽しみ方が豊富にあるのに、そこへ強烈なダメ押しが。
このおかげなのか、この日3杯目だが、途中一切ダレる事なく完食完飲のトリ完。
先述したように麺が心残りだが、それをクリアすれば相当化けそう。
らぁめん夢(ムー)神奈川県横浜市神奈川区二ツ谷町1-21
営業時間/11:00~15:00、18:00~20:00 [土日祝]11:00~16:00
定休日/水曜
TEL/070-6972-3028
twitter/
https://twitter.com/______mu______
昨年11/3の横浜編、
前エントリのShiNaChiKu亭に続いて2軒目は、同じ反町にある
自家製麺SHIN。

さすがにここからはTAKEさん夫妻とお別れしてソロ活動。
到着時には既にシャッターしてる人が何人かいたが、運良く1stロットで入店。
味玉らーめん…800円
見た目にも油脂分やや多め、香りの立ち方が弱いのがちょっと勿体ない。
それでも香りの方向性としては好みのものだったけど。

ハリのある自家製麺は風味が強く、確かに少々油脂分を多めに持たせてちょうど良いバランス。
煮干の香ばしさが前面に出て、鶏が後から追いかける組み立ても非常に巧みだ。
ダシがよく染みた目を惹く姫筍をはじめ、トッピングも総じて丁寧な仕事ぶりが伝わり好印象。
麺の出来の良さに押されてか、思ったより濃厚なスープだったにも関わらず完食完飲のダブ完。
BGMがB'z一色というのが痛々しいが、それがなければぜひ再訪したい良店だ。
自家製麺SHIN神奈川県横浜市神奈川区反町1-3-8
営業時間/11:30~14:30、18:00~21:00(※日月火は昼のみ)
定休日/水曜
TEL/045-548-3973
twitter/
https://twitter.com/tammachishin
このエントリの後に晩餐があるんだけど写真未だにレタッチ未着手なんで(汗)、いずれそのうち…。
で、その翌日となる昨年11/3は久々の横浜攻め。
前日の晩餐を共にしたTAKE先輩と合流、奥様も同伴でご近所だという
ShiNaChiKu亭へ。

前月に訪れた
支那そばや出身なのだが、後に故・佐野氏と喧嘩別れしたのは有名な話。
その前月の戸塚があまりに不本意だったので、身勝手な話ながらこちらには期待していた。
醤油ワンタン麺…950円
供された瞬間に、その勝手な期待が間違いでなかった事に気付かされる。
そもそも、盛り付けの精度が段違いで、立ち上る香りの広がり方も美しい。

鶏油の油脂感は控えめとは言わないが決して不自然ではなく、必要量がしっかりとコクや香りを演出。
キリリと引き締まったスープをたおやかに泳ぐ自家製細麺は、風味も喉越しも上々。
「絹腰和伊麺」ほど淡い味ではないが、そこにラーメンらしい強さを丁寧に足していった姿というか。
ダシの華やかさや醤油ダレの深みなど、和の要素を余さず引き上げたといった趣。

デフォにプラス200円で、こんなにたっぷりのワンタンが。

皮の薄さ、艶肌感、そして餡の口ほどけ、それを取っても申し分なし。
特にスープとの相性が良く、一緒に飲み込む時に皮がスープを纏って喉元をすり抜ける瞬間は、全身が筆舌に尽くし難い快感に包まれ、つい次へ次へと箸がレンゲが進んでしまう。
ハシゴする時にはあまり向かないんだが、これは食べておいて大正解。
当然ながら完食完飲、余韻の長さまで心地良い、これぞ淡麗系の基本と言うべき一杯だった。
ShiNaChiKu亭神奈川県横浜市神奈川区反町2-15-14 ヒルトップ反町1階
営業時間/11:00~OS15:00 [土日祝]11:00~OS21:00
定休日/月曜、火曜
TEL/045-316-6315