昨年6/7の東京遠征2日目、4軒目の
いしはら@西荻窪に続いて5軒目は、
支那そば たんたん亭。

先に訪れた
「いしはら」の源流にして、
はやしまる@高円寺、八雲@池尻大橋など、数々の名店を輩出した事で知られる「たんたん亭系」の総本山。
約11年ぶりの再訪となったが、店内外に特に変わった様子は見られず、時間の経過を感じさせないほどクレンリネスが行き届いており、どこか凛とした雰囲気すら漂う。
支那そば…770円

いしはらと同様にやや濁ってはいるがその度合いがやや弱く、こちらの方が魚介がハッキリと前に出た作り。
醤油ダレの旨みともこなれており、ほんのりカタめに仕上げられた中細麺がそれらを程よく持ち上げる。

チャーシューの大きさが11年前より大きくなったと感じたのは気のせいだろうか?
肉々しさをちゃんと感じられる、単品で出しても成立する事請け合いの完成度。
こちらの勝手な記憶で美化していないかを危惧したが、全くの杞憂。
理想的な醤油ラーメンの一つの形が、石原氏が離れた今も脈々と息衝いている。
支那そば たんたん亭店舗情報-RDB
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昨年6/7の東京遠征2日目、2軒目の
似星@中村橋に続いて3軒目は
RAMEN BURGER TOKYO@中野(当時)。
続いて4軒目以降は「たんたん亭系」縛りを敢行。
最初に選んだのは、創業者の石原氏が自らの集大成として2007年にオープンした
支那そば いしはら。
ワンタンメン ミックス…1,100円
同系統は2007年の1stアルバムリリースツアーの東京公演の際、
はやしまる@高円寺に行ったのが最後。
たんたん亭本店に至っては11年ほどのご無沙汰。
もちろんこの系統、というか創業者自身の店なので、ワンタンは外せないだろう。

その本店での記憶よりやや強めに濁ったスープは、見た目よりもクリアな旨みに満ちており、鰹節独特の華やかな香りも強い。
かと言って動物系が頼りない訳ではなく、しっかりと魚介系を脇からサポート。
しっかりとしなやかに茹でられた中細麺のヤワ茹で加減が実に好みで、スープとの相性も文句なし。

噛むと肉汁がジュワッと溢れる肉ワンタン、プリプリと粗めの食感がたまらない海老ワンタン、どちらもさすがの完成度。

八角の香りが顔をだすチャーシュー、歯応えが心地良いメンマにも丁寧さが感じられる。
懐かしさを感じるが、決して古臭くない絶妙な一杯。
支那そば いしはら店舗情報-RDB
もういっちょ新店優先アップ、
前エントリの翌日6/7(日)東京編。
中野駅を出て南へ。
「さいころ」へ来たワケではなく、昼下がりなので当然
「Barrio Nibo」でもない。

この日のお目当ては、2Fの
RAMEN BURGER TOKYO。
日系アメリカ人のKeizo Shimamoto氏が手掛ける
"RAMEN BURGER"を
地雷源の鯉谷氏が招聘、そのフラッグシップ店である
「肉煮干中華そば さいころ」の2階に5/3オープンしたというワケ。
ドクターペッパー…200円
ラーメンバーガーが出来上がるまで、コイツでChill。
ザ・オリジナルバーガー…780円
バンズには地雷源謹製の自家製麺を使用、それもラーメンバーガー専用に開発した新作麺との事。
セルクルに入れて焼いて成型しているようだが、元々麺にちぢれが入っているおかげで麺同士にすき間ができ、バンズ状でもフワッとした食感に仕上がっている。

そのバンズからややはみ出す格好のパティは、漂う香気で牛オンリーだと一発で分かる潔さ。
肉感が残る挽き方で厚みもあり、マッチョな食べ応えが肉好きにも訴求する事請け合い。
やはりバーガーというからには、血湧き肉躍るパティあってこそ、こうでなくっちゃね。
特製ソースがまたユニークで、スパイス感と酸味を支える土台は明らかに醤油。パティ本体はがっつりバーガーのそれなのに、麺と共に咀嚼すると醤油ラーメンのあの感じ(説明しにくいw)や風景が口中にブワッと広がる。これは不思議な感覚だわ~。
また、挟む野菜はネギとルッコラ。輪切りのネギは醤油の香味と相俟って、よりラーメンっぽさを演出してくれるし、バンズがパンではないので、水気が多いレタスを外したのは正解だろう。
ルッコラ特有の軽やかな青々しさが、重厚な旨みの構成に爽快感を差し込んでいて、なかなかの名脇役ぶり。
コレ、なかなかどうして、しっかりラーメンしてるし、ちゃんとバーガーもしてるぞ。
よほど偏屈な旧態依然懐古主義者相手でもない限り、ラーメン好きにもきっちり訴求する逸品。
先月の
Barrio Niboから立て続けにオープンして、この完成度。
地雷源グループが持つ、湧き上がる創造力の底が見えない。
RAMEN BURGER TOKYO東京都中野区中野2-28-8 2階
営業時間/11:00~21:00
定休日/無休
TEL/03-6304-8902