去る5/25、突如掲載された
蒙古タンメン中本HPの声明文により、一躍渦中の店となった
元祖旨辛系タンメン 荒木屋。

そんな独立開業の経緯やら民事訴訟の事など知る由もなく、ここ数日アップ中の昨年10/末~11/初の東京遠征の最終日・11/2に呑気な気持ちで突撃。
味噌麻婆麺…770円
先の声明文で「違反行為」と指摘されている当メニューが類似とされている(であろう)対象の「蒙古タンメン」は、
7年前の暮れに新宿店で食べたのが最後。
中本自体、最後に行ったのが
ほぼ2年前だから、いずれにせよこの系統は結構久々。

どっさり乗った麻婆豆腐に。

スープで煮込んだ野菜もたっぷり。
多少の味の違いはあれど、似ていると考えるのが大多数の率直な意見だと思うが。

ベースのぶっ太い旨みにしっかりと辛味が乗り、コシの強い中太麺が揺るがず受け止める、猛烈にヒキのある品。
シャキシャキ野菜も麺量も食べ応えありまくり、こりゃ中毒性高いわ。
先の争いにどう決着がつくかは不明だが、互いの蟠りが解消される事がベストじゃなかろうか。
ただ、グリストラップの洗浄をサボっているのか、店内一帯に蔓延する饐えたニオイは個人的にムリ。
これが解消されない限り、再訪問は難しいな…。
元祖旨辛系タンメン 荒木屋店舗情報-RDB店舗オフィシャルサイト
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昨年11/2の東京編、
ajito ism@大井町に続いては、駅の反対側へと歩き
東小路商店街へ。

その少しばかり中にある、
中華そば 永楽へ。

ごく一般的な商店街に、こうした老舗の中華屋が現存し、今も活況というのは実は凄い事。
近所に住んでたら、食事に飲みにと無闇矢鱈と口実を取り付けて通ってしまう事請け合いだ。
ラーメン…650円
喜楽@渋谷の先代と此処の先代が同郷だのと諸説あるようだが、このビジュアルで納得。
たっぷりのモヤシに味の染みた固茹で卵に大ぶりの肩チャと、使用アイテムが近似。

先述した
喜楽@渋谷の「中華麺」と同様、スープ表層には揚げネギがびっしり。
但しこちらの方がより長めに火入れされており、そのロースト香がよりクッキリとしている。

モヤシの存在感に負けない幅広の平打麺を使うのも、
喜楽@渋谷と似ている。
両者を比べると永楽の方がより薄めでしなやかに仕上がっており、口当たりや喉越しは永楽に軍配か。
と、事ある毎に喜楽との比較をしてみたが、両者に共通するのは古臭さを全く感じさせない所。
揚げネギと油脂分がしっかり平打麺に絡み付いて生まれるジャンク感は、今見ても十分パンチあり。
それでいて、スープの澄み方や麺の仕上げには、確実に古き良き時代が詰まっており郷愁を誘う。
月並みな表現だが、時折無性に食べたくなる、そんな味わいが今も息衝いている一杯。
中華そば 永楽東京都品川区東大井5-3-2
営業時間/11:30~21:00頃
定休日/月曜、第3火曜
TEL/03-3471-8252
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さて、そろそろ昨年11月の東京編を再開させよか…
この夜会の翌日なので、昨年の11/2。
何気に移転後は初となる(移転前も1度しか行ってないがw)、
ajito ism(移転前は「ajito」のみ)へ。

移転っつっても、前の物件からこんなに近いのね。
ただし店内は広くてキレイになり、要塞感を随所に感じる、ホビー好き男子垂涎の空間になったけど。
ピザソバ 並…800円
移転前には水曜のみ限定だった本メニュー、現店舗ではレギュラーに昇格。

立ち上る香りはピザとも言えるが、クミンやオレガノ由来であろうタコスっぽい側面も垣間見えたり。

むっちりとハリのある太麺に満遍なく絡む、トマトとチーズが主軸となったタレ、いやソースと言うべきか。
口に含むとガツンと来るが、麺を咀嚼していくと徐々に小麦の味と馴染み、独特のヒキを生成。
メニュー名の通りピザっぽい面もあるが、複数のスパイスによる香りや刺激の重なり方や、そこから生まれる「渾然一体」を敢えて狙っているかのような味の邂逅に、個人的には香りでも感じたタコス的側面が強いように思えた。
それも、ピザ生地やトルティーヤでは得られない、麺との出会いでしか生まれ得ない独自性も備えて。
「汁なし」「まぜそば」というカテゴリやメニュー名に捉われる事なく。
ある種強引とも言えなくもない、問答無用のズ太い説得力を有した一杯。
これを目の前に、ラーメンらしくないだの何だのと垂れるのは、無粋そのもの。
ここでしか出会えない、その確立された味わいに身を委ね、本能のみで感受するのが流儀だろう。
ajito ism東京都品川区大井1-37-4
営業時間/11:00~14:00、17:30~20:00(土日祝は昼営業のみ)
定休日/木曜(その他臨休あり)
TEL/非公開
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