1/14の帝都遠征、
6軒目・麺 みつヰに続いて7軒目・
山雄亭。

今年1/7を以って無期限休業した、
えんや@王子の2代目店主の新機軸店が1/12にオープン。

読みは「三遊亭」と同じく「さんゆうてい」。

料理屋のように、入口と客席の間に文字通り「間」を空け、店外の喧騒をシャットアウト。
この時点で、これから踏み入れる空間にも期待が高まるというもの。

その期待通り、カウンター割烹を思わせる整った設えに、BGMは穏やかな調子のジャズ。
カウンターと椅子の高さも違和感なく居心地良好。
券売機制でなければ、ぬる燗の1本もオーダーしていた事だろう。

先の
麺 みつヰでも使われていた、レンゲを置くスペースが盛り込まれた箸置き。
ひと口目からレンゲをすぐに使わない私には、非常に重宝するアイテム。
塩らぁ麺…1,000円
整った麺線と、店内の雰囲気にピタリとハマる盛り付けの美しさ。
ここまでハッキリと「和」を打ち出している店って、なかなかないのでは。

クリアな見た目を裏切らない、鶏の旨みを最大限に生かしたスープ。
体液と置換するかの如き浸透圧で、口中から染み込んで行くような錯覚すら覚えるほどの自然な味わい。
ザックリではなくプリッと弾けるような歯切れの良さがある自家製細麺。
それでいて麺肌は滑らかそのもので、飲んで良し・噛んで良しの逸品。

甘さが引き出された焼ネギ、ダシを含んで潤いのある筍、香り立つ三つ葉。
これら1つ1つが「和」テイストを演出し、空間全体が積み上げてきた「非日常感」を伸長させる。
素良@麹町、
MENSHO@護国寺に続き、この日3杯目の4ケタ価格。
しかし、そのいずれにも見劣りしないキッチリした味わいと上質な空間。
個人的には、酒類に日本酒を揃えてくれると尚嬉しいのだが。

以上7軒で、今年1/14の弾丸日帰り帝都遠征におけるラーメン食べ歩きは終了。
胃袋に少々の余裕を残し、新宿で
カゲッチとサシ呑み。

いつもお付き合いありがとう!
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昨年6/7の東京遠征2日目、1軒目の
鶏豚きっちん×六感堂コラボに続いて2軒目は、
ラーメン愉悦処 似星へ。

毎週日曜の限定がハンパないと長いコト煽られてて、
初訪から約8か月ぶりに再訪。
同行者は、その煽り続けてた
森本聡子嬢。

毎度このトロ函に限定内容を記載するとの事。
絵まで毎週手描きしてるみたい。
鮭と鶏の白湯つけ麺…900円 ※麺量は中盛(茹で前300g)


北海道産キングサーモンと秋田・比内地鶏が互いに力強く鬩ぎ合うダブルスープが、ちょっと言葉にならない程にツボ。
見た目結構な量があると感じた麺が、あっという間に胃袋へと消えた。
麺の上にほぐした鮭の身の火入れも絶妙。

有田焼の急須に入れて供される、海苔の旨みを移したスープ割も日本人の金銭に触れる美味さ。
変わり飯(自家製イクラ丼)…300円
イクラ丼と言いながら、実質は鮭の親子丼という豪華なミニ丼にも、店主の和食スキルが如何なく生かされており絶品。
欲を言えば白米がもう少し柔らかくふわりと炊けているとより好みだが。
それでもこの価格を考えると文句なし。
外待ちが出来るほど期待値が高まるのも納得、また他の日曜限定も食べてみたい。
ラーメン愉悦処 似星twitter店舗情報-RDB
3/8(日)東京編、
煮干そば 流。@十条に続いて5軒目は、
noodle kitchen ミライゑ。

セレクトショップのカタログのような、ちゃんと作りこまれたセンスあるお品書き。
牛煮込みまぜそば…800円
内装がオシャレなら器もオシャレ、真上から見るとおにぎり型のような浅めのボウルでの提供。

まず品のある甘辛タレの完成度が高く、シンプルに麺を食べるだけで幸せな気持ちになる。
そして柔らかく煮付けた牛肉・スジがコク深く、肉好きならグッと来る美味さ。
アルコールメニューがビールだけでなくワイン(赤・白)を揃えてあるのも納得。

フライドガーリックはまぁ分かるとして、意外と言うか盲点だったのがパルメザンチーズ。
温玉や甘辛ダレが絡んだ麺と実によく合い、上手い具合にコクとヒキをプラス。
終始洋風のテイストで魅了しながら、ちゃんと中華麺を食べさせるラーメンらしさを根底に持つ、新感覚の一杯。
noodle kitchen ミライゑ
東京都北区志茂2-59-20
営業時間/ 11:00~15:00、17:00~22:00 [土日祝]11:00~22:00
定休日/火曜
TEL/03-5939-7380
お店 web site/
http://www.miraie-tokyo.com/twitter/
https://twitter.com/miraietokyo