ラーメン イロドリのエントリで「第3回ラーメン総選挙」の話を出したので、当時のネタを今さらアップ。
2015年5月22日、
麺屋 白神にて限定提供された、1位入賞のメニューを。
うま味海苔出汁そば…880円
2015年2月に開催された、一風堂(力の源カンパニー)主催「第3回ラーメン総選挙」にて見事1位を獲得したのが、この白神で修行中だった木村君。
同年5/19(火)より全国22店舗の博多一風堂での限定提供 が開始されたが、このエントリに投稿するのは優勝を獲得した木村氏本人が作る、まさにエントリー商品と全く同じ品だ。

「第3回ラーメン総選挙」のテーマが【出汁(だし)】という事で、本メニューはその名の通り海苔をスープのベースに使用。
その味わいから鶏や昆布などの支えも垣間見えるが、海苔の存在がとにかく鮮烈。
フレッシュ感に満ち、荒々しい強さを持ちながらも臓腑にスッと染み入る、太古の昔から身体が欲していたかのような旨みと香り。そこに合わせるのは白神自慢の自家製麺。
小麦がパアッと明るく広がるように香り、海苔の旨みを乗せて自身のポテンシャルをもう一段上へと引き上げる。
ベタな言い回しだが、スープと麺の相性はバツグンだ。

面白いのが、トッピングの巾着。
中に少量の鶏白湯を閉じ込め、割ると上品なスープが雄々しい姿へと変貌。

炙ってパリッと仕上げたトッピングの海苔を溶かせば、さらに海苔が存在感を増し、
食べ始めとまるで面持ちが異なる表情へ移行するという仕掛けにも舌を巻く。

〆は残ったスープを、海苔佃煮を添えた白飯に入れて、おじや風に。
まぁコレが美味いの何のって。
地元・岐阜で日々腕を磨く職人が優勝したというだけでも嬉しいが。
ここまで丁寧に作り込まれ、その手間隙分だけキッチリと美味い一杯だったのがもう一つ嬉しい。
麺屋 白神店舗情報-RDB店主ブログ/
http://ameblo.jp/hakushin301/
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「東海三県 自家製麺活性化プロジェクト」とのコラボメニュー第3弾 in
麺屋 白神。
今回も
コラボ第2弾「釜揚げつけ麺 ~春よ恋~」に続き、総本山である
麺屋白神本店での展開。
がごめ盛りそば…850円
※同価格で麺量並(150g)、大盛(225g)選択可。いずれも茹で前の量。写真は大盛。
提供期間は材料がなくなるまで…って結局いつなのwww

食前に店主から「浸けすぎると(つけ汁が)スグなくなるで気を付けて」と促されて1投目、まぁつけ汁の絡むコト絡むコト。


未体験ゾーンの絡みを結実しているのは、がごめ昆布由来のとろみ。
箸に取った麺の3~4割ほども浸せば味が乗る仕様。
当メニュー専用の香り高い自家製中細麺を、うるめ煮干の鋭さと真昆布のどっしり感がしっかりと包み込む。
そうして結実する味わいは、蕎麦を思わせる正統派の和の装い。
そこへ大葉や茗荷が清涼感を、アルファルファが食感の軽やかさをプラス。
ファーストタッチは粘っこいのに喉元を過ぎると爽快という時間差攻撃を、ほんの数瞬で体感できるニクい設計。

麺の傍らに鎮座する奥美濃古地鶏100%の自家製つくねが何とも脇役らしからぬ完成度。
ぶっちゃけ、つくねマシ設定が欲しいほど。

残り1/3ほどであじめラー油をつけ汁に投入。
壬生@池袋の肉そばにも似たパンチとヒキが加わり、KKまで待ったナシ。
っても、あまりに持ち上げが良すぎて、普通に食べるだけでつけ汁がなくなったんで、完飲も何もないんだが(笑)。
猛烈なとろみを纏った麺が生む官能的な喉越し、ハマッたら替えが効かない魔性の逸品だ。
麺屋 白神店舗情報-RDB店主ブログ/
http://ameblo.jp/hakushin301/
「東海三県 自家製麺活性化プロジェクト」とのコラボメニュー第2弾 in
麺屋 白神。
今回は総本山である麺屋白神本店での展開。
提供詳細は店主・
石神氏のブログをご参照下さい。
釜揚げつけ麺 ~春よ恋~…550円 ※下記日程の20時からのみ提供
提供日程:1月は22(木)、23(金)、25(日)、29(木)、30(金)、2月は1(日)、4(水)、5(木)、6(金)※2/10(火)~2/13(金)の4日間が追加されました⇒
店主ブログより

このメニュー最大の特長は、誰が何と言おうと麺にある。
オーダーが入ってから粉と水を合わせ手打ち・手切りした直後に茹でるという、正真正銘の「打ちたて」麺。
メインの小麦には「春よ恋」の新麦を使用、この新麦ってのがポイント。
現在本店で限定提供中
「秋田柏寿味噌」の麺にも使われており、非常に香り高く甘みが豊か。
打ち立て故なのか、香り自体に甘みがあるかの如く鼻腔を刺激しまくる、小麦のフレグランス。
これで中力粉ならうどんそのものだが、準強力粉ならではのコシとハリが独自の食感を演出。
噛めばしっかりと甘みが染み出るように感じられ、湯からそのまま食べても成立するほど。

この麺に合わせるのは、押し麦粥と麦味噌を使った煮干醤油のつゆ。
つゆをくぐらせて手繰ると口いっぱいに広がる麦の香り、そして味噌の塩気で一層際立つ麺の甘み。
ベタに和風なつけ汁で来ると予想してたけど、ここまで麦尽くしにするアイデアに脱帽。

別皿の薬味はベーシックなネギと生姜、それにポン菓子をつけ麺のカエシで和えたもの。
つゆに投入しても合うし、麺をそのままこの器に入れて、生姜醤油風味で楽しむのもまた一興。
思わず
高松でのこの一杯を思い出しちゃった。
白神丼…300円
肉っ気がない一杯なので、店主の誘いにまんまと乗り(笑)、馴染みのサイドメニューを。
これをかっ込んだ後に、湯で割ったつゆを口に含むと、またこれが合うんだわ。
第1弾の「鯛香露」でも相当チャレンジングな麺を作ってきたが、今回も相当な意欲作。
麺と湯だけで食って美味いって時点で笑っちゃいそうになったが、確かに個人的にこういうのを待ってたのかも。
オーダー直後から麺を打ち始める様も、見ていて興味深いし。
提供日程がかなり変則的だが、何が何でも再食したい。
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https://twitter.com/jikaseimentokai麺屋 白神岐阜県関市巾2-144-6 はばコーポ1階
営業時間/11:00~14:00、17:30~21:00
定休日/月曜、第3火曜
TEL/0575-25-0656
店主ブログ/
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