前エントリに続いて、
SUN'S SON a materialでの最後の晩餐 with
さくらサン、後編Death。
富山 赤海老のオーブン焼き地中海風…1,200円
またもや、何じゃこの量(笑)!
もうね、カウンターに運ばれる前からメチャクチャ香ばしい海老フレーバーが漂ってきてんの。
海老の鮮烈な香りに、フレッシュな香りのバジルソースがよく合うんだわコレまた。
プリプリとした食感と華のある甘みを湛えた身も良いが、噛みしめる快感をもたらしてくれる殻も最高。

横に添えられたラタトゥイユも、基本的には素材味だけで構成されてるのに、立体的な旨みに驚かされる。
海の幸だの大地の恵みだのを一色単にした、多様性のある味わいに頬も終始ゆるみっ放し。
フランス産豚肩ロースのソテー ビストロ仕立て…1,700円
食欲をそそる艶と照り、そして肉好きを挑発するポーションの大きさ!
某洋食店じゃないけど、コレで勃ち上がらない男子はダメ、絶対!

肌理細かく密になった肉質、淡白ながら上品な旨み…肉を食べる快感が脳髄の真芯を直撃!
脂の爽やかな香気が、赤ワインソースの香りと混じり合い、余韻に残るのも心地良い。
火入れ加減もたまんないわ~。
石川 天然真鯛のアクアパッツァ風…1,800円
くはは!アクアパッツァってよりほとんど鍋料理なゴージャスさ。
真鯛が主役と言い切れないくらい、種類も量もたっぷりの魚介類に、否が応でもテンション上がる。

「風」とは言えアクアパッツァと冠するからには、基本的にはスープを楽しまねば。
味わってみれば成程、見た目だけでなく旨み・香り共に真鯛が主役らしく中央にデンと構えている。
それを支える格好でアサリや海老の旨みが折り重なっており、実に奥行きのある味わい。
しっかりと締まり、口中でほろりとほどけていく真鯛の身は、文句のつけようがない美味しさ。
こんなスゴくて1,800円って…ホントにアリ?
基本的には、素材味を生かし、余計なものを引いたり、アレとコレとを重ねたりというスタイル。
いずれの素材も役者揃いで、それぞれの良さが嫌味なくキチンと引き出されているから、ワーッ!と驚く美味しさがあっても、食後の余韻がキレイで長く、さらりと爽やか。
それでいて気軽にオーダーできる価格設定も、ついつい次々と食べてしまう要因のひとつ。
復活の日が、実に待ち遠しい。
久々にエンドルフィン出っ放しの晩餐を共にしてくれた、さくらサンに感謝。
んでもって、終始こちらの欲求を悉く上回ってくれたシェフに感謝。
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穂積の
SUN'S SON a material、惜しくも先月で閉店となってしまいました。
その経緯は知ってる人だけ知ってりゃ良いんで伏せますが、閉店前の先月に無理やり行く機会を作って行ってきました。
同行してくれたのは、Punk大好きな
さくらサン。
ホントは飲みたかったけど、この後にスタジオが控えていたためソフトドリンクで。
ミックスジュース…価格失念
いきなり絶好調。
パテ・ド・カンパーニュ…500円
価格からは考えられない、豪奢な切り出しぶり。
口に入れる前から芳香を放つレバー、程好い粗さで旨みと食感をダイレクトに楽しめる豚肉、舌の温度で溶け出して口中に品ある甘みを広げる背脂…口にしても、やっぱりこの価格はあり得んよ。
スタジオ日程がずらせなかったのが悔やまれるわ…。
名物・丸パン…100円
酒を飲まないかわりに、これでしっかりパテを堪能しました。
ていうか、これ単体でも美味いね~。
三年番茶…価格失念
酒ナシとは言え、これだけの料理、やっぱり何か飲み物と合わせて楽しみたいなと。
限りなく甘みに近い旨みがとても芳醇で、それでいてクセがなく、何にでも合う万能ぶり。
選んで良かった。
天然鱒(サツキマス)のシェフおまかせ前菜…1,200円
ちょうど上手い具合に断面が見えるアングルだから分かりやすいと思うけど、皮目のパリッと感とレアな身のコントラストが実に良い天然サツキマスのソテー。
食べてみれば、皮目の食感を楽しみ終えた頃に、ごくごくうっすらとした塩気に引き出された甘みが口いっぱいにグワッと広がり、その身のほどけ具合もたまらない。
付け合せの野菜もたっぷりで、贅沢な味わいなのに何故か食後の印象は爽やか。
きっとワインとも合うんだろうけど、個人的には朝食時に食べてみたくなった。
越前あさりのトマトパスタ…1,200円
坂祝のトマトソースも最高だけど、ココのもむちゃんこ美味いなぁ!
むっちりとしたリングイネにしっかりと乗り、ちゃんと存在感も示すバランスの良さ。
アサリも大ぶりの身のものが中心で、単なるダシで終わらない食べ応えがあって、こーゆーの好き。
白子と天然木の子 冬野菜の塩パスタ…1,800円
コレはさくらサンがオーダー。
何この白子のデカさと量!
塩パスタって言ってんのに…ほとんどソースのような勢いで乗っかってんの。
少しシェアさせてもらったが、ふくよかな甘みと濃縮したミルクのようなコクに、しばらく笑みが収まらなかった!
大地を感じさせる香りのキノコ、手放しに甘旨なネギ、ほろ苦が心地良い蕪、アサリ&白子のタッグによる磯の風味…こんな料理に出会えるコトもあるのね。
例の如く長編になりそうなので、続きは後編で。
二代目白神で3/8(Thu)から提供開始の限定メニュー、いよいよ今週土曜でラストです。
牛すじつけ麺…850円 ※夜のみ15食限定
相変わらず、運ばれてきた瞬間から良い香り。
前回より油脂分少なめ&薬味多めでテンションUP。
こういった細かい気配りが嬉しいね。

何か…前より多くないか…?

おかず食いに最適な牛すじの煮込み。
#16出し#14のみずみずしい中太麺との相性もちょうど良い具合。
特盛券購入分で、まかない用に作った#12平打の試作麺が余ってるからと分けて出してくれました。

おかず食いには先述の#14には負けるが(当たり前か)、つけ汁のみとの相性ならこちらの方が上なのでは。
すすって良し、味わって良し、飲んで良しと、三拍子揃った好みど真ん中の麺。
コレ合わせて麺の総量600g(茹で前)だって。それでも全く苦にならないのは、味わいと喉越しの妙が成せる業。

さらにライス(大)オーダー。
前回は連食1杯目だったので控えた、〆のご飯。twi村特製、揚げネギTKG。

丹念にかき混ぜて、ふわふわTKG。

つけ汁と牛すじを合わせて、あっさり黄金雑炊。
揚げネギのコクがプラスされ、ブラックペッパーが全体をキリッと引き締める。
至福、至福。