酒仙ふくろう亭でいいだけ酔っ払ったんでホテルへ帰ろうと思ってたんだが、意気投合した地元のお客さんが、オレが日中の豪雨で昼間3軒しか麺食べ歩き出来てないコトに興味を持ち。
流れで「すぐ近くに、この時間でもそば(沖縄そば)食べれるトコあるから」と、一緒に行くコトに。
急遽、この日4杯目にありつける流れになって行ったのが、徒歩2分ほどの距離にある
いちぎん食堂。

深夜にも関わらずお客さんの出入が激しく、実に賑やかな店内。
ゆしどうふそば…500円
食べてみたかったゆし豆腐と、麺への欲求を一度に満たせる素晴らしい一品。

本州で食べるおぼろ豆腐などよりは若干固めなんだが、滋味溢れる味わいで酔った身体にスーッと溶け込む。
僅かずつではあるが、食べている間にもスープにゆし豆腐が溶けていき、それが移ったスープも良い味。

この2日間で食べた沖縄そばの中では、豚が一番強めに出ていたスープと、しっかりした食感の平打麺。
ビールたらふく飲んで腹が張ってたはずなのに、難なくスルリと入っていっちゃうから不思議。
コーレーグースを入れて香りも楽しみ、あっという間に完食。
現地の食に、そして現地の人の温かさにひたすら感謝の一夜。
美味しく、楽しい時間をありがとう!
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3軒目の淡すいから再び那覇市内に戻ってくると、全然止む気配のない凄まじい豪雨。
琉冰でぜんざい食ってた時と真逆の光景に唖然、もう1軒行くつもりだったけど、早々にホテルにチェックイン。
で、ちょっと昼寝してる間に何とか雨も止み、夕方から飲み歩きへ。
ホテルからちょっと裏路地へ入ったところにあった
酒仙ふくろう亭へ。

女性2人で切り盛りする、小さいながらも活気溢れる家庭的な居酒屋。
まずは沖縄らしく、オリオンビールで乾杯。

お通しがゴーヤ入りなのも、雰囲気あって良いわ。
自家製ジーマーミ豆腐…500円
まず箸で掴んで驚き、舌の上に運んでまた驚き、何だろうこのプルプル感。
そしてモチモチ、舌と上顎で圧迫すると自然に起きる心地良い口どけ、程好い甘みと深いコク。
その甘みがタレのおかげでキュッと引き締まり、また次の一口を誘う。
過去に色々と取り寄せて食べてみたけど、こんな美味いのは初めてだわ~。
ソーミンチャンプル…500円
青々として力強い息吹を放つニラと、手際良く炒められた素麺、それぞれの素材の味を生かした作り。
ごくごく素朴な一品だが、程好い塩気でビールが進むし、素麺がくっつかず楽に食べられるのも良い。
デークニシリシリー…500円
「デークニ」は大根の意。
当然、女将に訊くまで分かるはずもなく、興味本位でオーダーしたらその美味いこと。
これも至ってシンプルな味付け、どんだけでも食べられそうだし、ビールも進む。
どれも良い意味で家庭料理の延長にあるもので、何とも心温まる味わい。
気さくに会話してくれた女将の人柄も良いし、隣り合ったお客さんとも仲良くなれたし。
勝手知る仲間との飲みも当然好きだが、こーゆー出会いがあるから一人飲みって楽しいんだよね~。
特に、地元以外でのこんな絡みが尚楽しい。
もっと飲み歩いて、吉田類氏クラスになれるように…って、どこを目指しているのかオレは。