4/11(土)和歌山遠征、
4軒目の井出商店に続いて5軒目は、グリーンコーナー本店。

安政元年創業のお茶屋
「玉林園」が営むご当地軽食店。
前出の
「うらしま」など、勘の良い方はお気付きかと思うが、ちょうどこの頃発売された
TT本が店選びの元ネタw
てんかけラーメン…370円
こう見えて、昭和42年から提供されているロングセラー商品。


ごく薄く節系を感じるスープに、海老粉を混ぜ込んだ香ばしい天かすがビッシリ。
自家製(自社製?)の中細麺が主張せず、しかし周囲の要素に埋もれず、絶妙なバランスで同居。
そこにワカメの磯の香りと、太めに切られた紅生姜が予想外の変化をもたらす…何だコレ、最高だがね。
グリーンソフト…180円
何とこちらはラーメン登場より前から存在するらしく、昭和33年に提供が始まったんだとか。

車で行ったんでタクる機会がなかったが、いつか黒帯ドライバーに案内してもらえたら楽しいやろうね。
グリーンコーナー本店玉林園WEB
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4/11(土)和歌山遠征、
3軒目の山為食堂に続いて4軒目は、
中華そば専門店 井出商店。

その名が表す通り、所謂「井出系」の始祖。
食べ歩きを始めて間もない頃、およそ14年前に
ラーメン博物館に出店中に一度ココの味を経験している。
店主不在だからかどうかは不明だが、当時はその良さが分からずじまいだった。
言わば、随分と年月を経ての再検証的な実食となった訳だ。

卓上調味料の横に平然と置いてあるのが、早すしの山。
早すし…150円
連食中とは言え、井出に来てコレを食わないのも面白くないので、1個だけ。

中身は〆鯖の押し寿司で、中華そば店でこれを置くのは和歌山ならでは。
一気に食べきらず、濃厚でまったりとした豚骨スープを口にした後に再度食べると、上手い具合に帳尻が合うのだ。
中華そば…700円
ラ博以来、14年ぶりの実食だろうか。
醤油の強い香りと獣臭が渾然一体となったフレーバーが、当時を思い出させてくれる。
14年前当時に感じたネガティブな臭みは感じられず、むしろ香りが旨みを雄弁に語るといった趣。

パワフルにして強過ぎず、麺の馴染みも実にナチュラル。
過不足なく美味い、とはこういう事を言うのではないだろうか。
白湯系ではあまり感じた事がないが、これなら毎日でも食べられそう。
中華そば専門店 井出商店店舗情報-ラーメンバンク