宿題店の中でも最重要店、代々木上原大勝軒へ。

大勝軒や丸長の系譜はのれん会ページで各自勉強して下さい。
チャーハンセット…785円

麺類は「つけそば」を、点心は「焼売3」をセレクト。

全12種類ある「つけそば」メニューの基本形を。
このセット価格も安いけど、単品だと税込み528円!
麺量200gでこの価格…どっかの某店にココの店主の爪の垢を煎じて飲ませたい。

あっさり豚鶏清湯に昆布や鰹の旨みが加わった、懐かしく親しみやすい味わい。
この一杯だけという個性はないが、これを土台にして如何様にも展開できそうな、汎用性のある旨みの積み上げ方。
なるほど、これ以外の11種類のベースとして主張し過ぎず、控え過ぎてもいない、そんなバランスなんだな。

ややヤワめに仕上げられた麺は、栄楽@中野(閉店)でも感じられたような、独特の軽い食感が特長的。
麺の組織の中に上手く気泡が分散しているようで、噛むとモッチリとフワフワが同時にやってくる。
この感触、凄く好みだわ~。

SUSのポットで提供される割りダシからは、昆布と節系の芳しい香りがブワーッと漂う。
元々濃いめじゃないつけ汁に加えれば、さらに和ダシが勝ってゴックゴク飲めるヤツへとアップデート。
ボサ旨の良い部分がきちんと詰まった一杯だな~。

細かく挽かれたミンチがみっちり詰まった焼売。
ミンチのしっとりした舌ざわりも良いし、火入れ具合も申し分なし。

小~中サイズ程のチャーハンと、週替りのお新香。
中華なんだか和なんだか(笑)な取り合わせも、良い意味で下町らしくて憎めない。
実際、ちゃんと美味しいしね。
異様な数を誇る麺メニューのラインナップも気になって仕方がないし、何より価格が凄く良心的。
このエリアに用事はまるでないけど、なるべく間をおかず次回訪れる機会を作りたい、そんな思いに駆られた。

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