
前回から約5年ぶりに訪れる、幡ヶ谷のそばはうす 不如帰へ。

FATESに薦めておきながら、オレ自身がしばらく行ってないのも何なんで、ね。
塩そば…800円 ※消費増税前の価格です

約5年前にも同メニューを食べているが、昨年に大幅なレシピ変更が行われたようで。
ま、当時のオレの写真がショボいのもあるけど、ビジュアルも立ち上る香りも結構別物。

わずかに半濁気味の豚蛤清湯の表層に、ビッシリと浮かぶ無数の油滴はトリュフオイル。
華やぎがあって広がりの幅も凄いけど、せっかくの蛤の香りの魅力が気圧されている感は否めない。
Bee Hive@六本木でも感じたが、ホントに忍ばせる程度に使用しないと、ベースの良さを食ってしまう。
それを効果的に使いこなしていると感じたのは、移転前のらーめん奏での一杯くらいかな。
難しい食材を取り込んだ姿勢は評価したいけど、この店の持ち味はやや減退したような。

このラルドも、トリュフオイル同様に「要るのかコレ?」なアイテムで、スープの素材感を遮断してくる。
確かにここ数年の関東圏における清湯ブームって、どこも表面的な味が強いので、個人的にはイマイチ歓迎できなかったんだが、まさか不如帰までその影響下になってしまったとは。
加えて言えば麺の存在感はやや頼りなく、油脂分に押し負けしており、全体の一体感にも疑問が残る。
ここまで強い味だと飲み干す気にもならないし、実際に食後の喉の渇き方はかなりのモノだった。
以前の味に戻して欲しいと言う気はないけど…ちょっと残念。
そばはうす 不如帰
東京都渋谷区幡ケ谷2-47-12
店主twitter/https://twitter.com/ptwgqjbfwgjw
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