期間限定営業中の「元祖奥美濃古地鶏ラーメン 神王」にて、本日7/2(水)~7/22(火)ごろまで提供予定。
提供詳細は店主の石神さんブログをご参照下さい。
茹で時間15分、提供まで約20分というドS設定のため、鶏ちゃんのつみれ丼と餃子をつまみながら待ちます。

ちょうど食べ終えたころに、主役の登場。
鯛香露…950円

麺量:茹で前で300g
期間:7/2(水)~7/22(火)ごろまで(定休日を除く)
夜営業のみ10杯限定で提供・土日も同様
※7/2~7/4の3日間は30杯程度を用意

まず目を惹くのは、天然の真鯛をぜいたくに使った塩焼き。
日本料理20年のキャリアを持つ店主だけあって、皮目の香ばしさや身の火入れ具合は流石の一言。

薬味たちと共に麺の頂上に添えられているのは、鯛のおぼろ(地域によっては鯛でんぶとも言うとの事)。
単体で口にするとやさしく品のある味なんだが、ダシと合わさると結構コレが化けるのよ。

北海道産小麦の中力粉を100%使用、讃岐うどんの如く足踏みした後、稲庭うどんのように手で引き伸ばすという製法を用いて捏ねの工程を行うため、とんでもない手間暇のかかる特製の極太麺。
わざわざこのメニューのために編み出したという、うどん好きの石神さんの情念が詰まった逸品。
んで、コレが美味いし不思議だしでもうてぇへん(大変)。
丹念な捏ねの作業による強力なコシ、歯を押し返さんばかりの弾力を有するブリンブリンの食感。
それでいてバチッと噛めば広がる、小麦の生々しいまでの味と香り。
ゆるやかな丸みを帯びた艶々の麺肌は、喉で味わうために生まれたと言えるほど極上の心地良さ。
面倒だ何だとさんざん牽制しておきながら、とんでもない麺作ってきたなこの神様は。
つゆは岐阜市の山川醸造のたまり醤油を用い、それを真鯛と昆布のダシに合わせたもの。
そこに鯛の香味油を垂らし、麺とつゆの一体感を向上させるのと同時に、小麦麺×ダシの旨み×油脂分=ラーメンならではのヒキのある味わいも実現、それも鯛づくしでやってのけるってんだから恐れ入る。
中華麺らしさも、うどんらしさも感じさせながら、必ずどこかに鯛がいるという、その名を忠実に体現した一杯。

本丸だけでもスゲーのに、何故か最近ハマッているという自家製塩レモンも付いてくる。
あ、コレって鯛っぽいね~って話してたら。

「いや、実際に鯛だからコレ選んだんだよ」って持ってきたのがコレの袋。
しっかり遊び心も入れとるな~!
で、この塩レモンが麺の甘みをヒョイと引き上げてくれて、良い役割しとるのよね。
本山葵をちょいと添えて食べても、そりゃ当然のように合うし。

白神PREMIUMシール持参の方には、〆の洗い飯をサービス。

冷水で洗ったご飯×鯛づくしのたまりダシ…美味くないワケがねぇ!
余らせておいた本山葵をちょいちょい添えながらカカカッとかき込むと、いやもうそりゃ至福。
日本人の琴線に触れるどころか、ビッシビシ鞭打ってくるような畳み掛け方だわ。
過去のこの人の限定で、白神本店「天鯛の潮そば」、二代目白神「天鯛の潮そば 冷やし」、さらに昨年の白神本店「金目鯛と古地鶏の青海苔そば」(未アップさーせん)で、鯛使いの巧みさは周知していたつもりだったが。
まだこんなにバリエーションあるんかね!?と驚かされまくった一杯。
麺屋さくらの「豚香露」が、しなやかにして美麗だったのに対し。
この鯛香露、前例のない麺と鯛づくしのラッシュで食べ手をフルボッコにする豪腕ストライカーの如く。
美味しさと麺の奥深さに打ちのめされるこの快感を、ぜひ多くの方に味わって頂きたい。
■東海三県 自家製麺活性化プロジェクト facebookページ⇒https://www.facebook.com/jikaseimentokai
■東海三県 自家製麺活性化プロジェクト twitterアカウント⇒https://twitter.com/jikaseimentokai
元祖奥美濃古地鶏ラーメン 神王(しんおう)
岐阜県関市小瀬2611-1
営業時間/11:00~14:00、18:00~21:00
定休日/月曜、第3火曜(月曜臨時営業あり)
TEL/0575-23-9120
店主ブログ/http://ameblo.jp/hakushin301/
大きな地図で見る
スポンサーサイト