
オレ的にはこの日5杯目、聡子嬢的には起き抜けの朝食。

ラーメンネイルを施した指で螺旋状の箸入れを摘み上げる聡子嬢。
中華そば…630円

ほんのり胡椒が香る鶏ガラ醤油スープが郷愁を誘う。

ヤワ一歩手前ほどに茹でられた麺がしなやかにスープを纏い、ストレスなくスルリと喉元から胃袋へ。
臭み消しで入れたであろう胡椒が全体を引き締める役割も果たしたおかげか、非常に軽やかに完食。
天津麺…800円

こちらは聡子嬢がオーダーしたものをシェア。
ベースは先の中華そばで、その上に乗った玉子焼きがなかなかに異形。

所謂カニ玉あんかけタイプではなく、焼き目がちょっと強めについて、中身は何だか具だくさん。
言うなれば、筍と豚肉の浅焼きトルティージャといったところか。
様々な食感が混じり合う、麺料理のトッピングよりはご飯のおかずに最適と思われる代物。
この店だけなのか、この地方特有なのか、気になるところ。
長年続く建物だけでなく、マイペースながら着実に注文を捌く直角腰の店主に、年季入りまくりの超滑る床。
店も、料理も、働く人も、どれをとっても味わい深い。
ふくまる軒
福井県福井市花月5-6-11
営業時間/11:30~15:00
定休日/金曜
TEL/0776-26-3313
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