伊豆産の金目鯛 四川山椒のビネグレットソース 賀茂茄子のピューレ タイバジル

香りと食感を自在に操り、金目の旨みを無上に引き上げた魔性の一皿。
肉料理に辿り着く前に、これほどの感動を体感して良いものなのかと思えてくるほど。
ここいらで赤ワインに変更。

私もそこそこ飲む方だが、ことワインとなると母親がまぁ飲む飲む。
フランス・ランド産の小鳩のロースト 滑子のソース&ジュのソース 2種のソースで

高温で一気にローストしたからこその、表層と中心部の火入れ加減のコントラストが圧巻。
滑子のこっくりとした旨みと、ジュのフレッシュで弾けるような旨みもまた、なかなかに攻めたコントラスト。
いつまでも噛み締めていたいほど、連続して旨みが滲み出る鳩肉も良質そのもの。
揖斐川町の猪バラ肉 果実やバスク産唐辛子などを使って2週間マリネしてロースト

甘みと酸味と辛味が複雑に行き交う中、猪肉の旨みがどっしりと舌に落ちてくる、明快な一皿。
様々な味わいを感じさせつつ、肉を食らう醍醐味がキチンと芯に鎮座した、傑作中の傑作。
終盤でデザートワインに。


マスカットのリッチな甘みに、柑橘系を思わせる爽快な香りが駆け抜ける、好みど真ん中な1本。
炭焼きした無花果のエクラゼと紹興酒のアイスクリーム

デセールすらも香りで魅了!
イチジクのエクラゼから放たれる薫香に、紹興酒のエロティックな旨みが折り重なり、ただただ悶絶。

食後はお茶でほっこり。
2人ともようけ飲むもんで結構な金額になったけど、母親も楽しんでくれたようで何より。
東京に移転してからも、目が離せない店やね。
Restaurant Satoshi.F
店舗情報-食べログ
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