この後に行く店の徒歩圏に泊まったんだが、駐車場無料&車の出し入れ自由ってのは嬉しいね~。
で、陽が落ちる頃に食べ歩き再開、6軒目・龍馬軒。

店舗正面の写真がブレブレだったため、側面の写真で苦渋の対応(汗)。

煮干系、中華派生型、清湯系と、40席前後ありそうな中バコらしい幅のあるラインナップ。
麻婆麺…990円

見た目に赤っぽさが見られないけど、眼前に立ち上る四川系特有のヒキありまくりの香りがスゴい!
この日の食べ歩きも後半だというのに、嗅覚への刺激だけで食欲を一気に跳ね上げてくれる。

朝天唐辛子の辛みと花椒のシビレに加え、豆鼓のような塩気とコク、ニンニクのパンチ。
その荒ぶる求心力は、先に香りで受けた印象を軽く凌駕。
にも関わらず品格すら感じるのは、餡や辣油の温度帯を操る巧みさ故か。

餡や豆腐の重みに押され気味の中太麺が頼りないが、食わせる力がとにかく強力。
熱さも忘れて、3月上旬なのに汗ダラダラかきながら一気呵成に完食。
白飯あったら何杯でもイケるヤツ、というか「麻婆飯」も食べてみたい!

別添のスープはクラシックな中華風かと思いきや、何と煮干清湯!
そうか、メニュー先頭の「煮干し中華」のベースをここで使ってくるか。
キレッキレの煮干フレーバーを、鶏がどっしりと支える安定感の成せる業か、青梗菜との相性がやたらと良いのも驚き。
このスープ、単品で出しても十分商品になるヤーツやん!
杏仁豆腐…250円

麺屋に甘味があるのにオーダーしないのは漢の恥、というのは私の偏りまくった見解。
で、コレがもっそい香り立つんだわ、んで滑らか極まりないもんだから、完食瞬殺極まりないんだわ。
こうまで大局から細部まできっちりツボられると、他のメニューも俄然気になるというモノ。
珈琲専門店を思わせる、居心地の良い空間でゆったり食べられるってのも非常に印象的。
接客も痒い所に手が届く上、適度な距離感で意識統一されてるし。
価格帯は決して低めじゃないけど、それでもしっかり満足を得られる店。
近場とは言わんにしても、せめて片道100km程度だったら、全メニュー制覇するまで通い詰める事必至。
龍馬軒
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