
今年1/7を以って無期限休業した、えんや@王子の2代目店主の新機軸店が1/12にオープン。

読みは「三遊亭」と同じく「さんゆうてい」。

料理屋のように、入口と客席の間に文字通り「間」を空け、店外の喧騒をシャットアウト。
この時点で、これから踏み入れる空間にも期待が高まるというもの。

その期待通り、カウンター割烹を思わせる整った設えに、BGMは穏やかな調子のジャズ。
カウンターと椅子の高さも違和感なく居心地良好。
券売機制でなければ、ぬる燗の1本もオーダーしていた事だろう。

先の麺 みつヰでも使われていた、レンゲを置くスペースが盛り込まれた箸置き。
ひと口目からレンゲをすぐに使わない私には、非常に重宝するアイテム。
塩らぁ麺…1,000円

整った麺線と、店内の雰囲気にピタリとハマる盛り付けの美しさ。
ここまでハッキリと「和」を打ち出している店って、なかなかないのでは。

クリアな見た目を裏切らない、鶏の旨みを最大限に生かしたスープ。
体液と置換するかの如き浸透圧で、口中から染み込んで行くような錯覚すら覚えるほどの自然な味わい。
ザックリではなくプリッと弾けるような歯切れの良さがある自家製細麺。
それでいて麺肌は滑らかそのもので、飲んで良し・噛んで良しの逸品。

甘さが引き出された焼ネギ、ダシを含んで潤いのある筍、香り立つ三つ葉。
これら1つ1つが「和」テイストを演出し、空間全体が積み上げてきた「非日常感」を伸長させる。
素良@麹町、MENSHO@護国寺に続き、この日3杯目の4ケタ価格。
しかし、そのいずれにも見劣りしないキッチリした味わいと上質な空間。
個人的には、酒類に日本酒を揃えてくれると尚嬉しいのだが。

以上7軒で、今年1/14の弾丸日帰り帝都遠征におけるラーメン食べ歩きは終了。
胃袋に少々の余裕を残し、新宿でカゲッチとサシ呑み。

いつもお付き合いありがとう!
山雄亭
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